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タイトル :「幸せの指標」とは?
配信日時 :2013/03/25(月) 09:30
配信数 :367

本文:

こんにちは。中田です。
いつもありがとうございます。

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いわゆる「幸せ」とは何でしょう?
「幸せの指標」といった言葉がしばしば使われますが、
その指標とは一体 何から決まるのでしょうか?

言うまでもなく、
個人の主観です。

自分が幸福と感じているか否かということです。


ところが、世間ではよく
お金をたくさん持つことが幸せに繋がる・・説があります。

一昔前「お金で買えないモノはない」と豪語した人がいましたけど、
そうした価値観がそれなりに周知されているようにも思えますが、
本当のところはどうなんでしょうかね。

確かにお金があるほど、
たくさんモノを買うことができます。

人はモノを買うと
大なり小なり、誰でも幸福感を感じます。

お金があれば無制限に幸福感を高められる。
そういう印象は確かにありますよね。


しかし、お金“だけ”では
決して幸せになれない理由がいくつかあります。

まず、上述の「モノを買う喜び」についてですが、
我慢してやっとクルマを買うのと
いつでも買える状態で気が向いた時に買うのと
どちらが喜びが大きいですか?

言うまでもありませんね。

うまい棒感覚でクルマが買えたら
さぞ楽しみも半減してしまうことでしょう。

つまり、お金は「ある」にこしたことはないが、
「あればあるほど幸せになる」とは限らない。

幸せは物量で決まるのではなく、
個人の主観によるところが大きいものですから。


そして、もう一つ大きな理由。

みんな大好き諭吉紙幣(私も好き)も
元々は日銀が発行した紙キレです。

でも、誰も紙キレなど欲しいのではありません。
紙の持つ効力が欲しいのです。

で、拝金主義的傾向が強い人は
お金というツールをこう捉えがちです。

“お金の所有量=自分自身の価値”

つまり、お金をたくさん持っていることで
自分は凄いんだということを
社会から認めて貰いたいわけです。

承認欲求は誰でもありますし分かるんですが、
拝金主義者はお金というツールを使い、認めさせるわけです。

ですが、果たしてそれで
承認欲求を満たせるものでしょうか?
甚だ疑問です。

例えば、極論ですが
人を殺しても平然としていられる人は99%いないでしょう。

「罪と罰(ドストエフスキー)」の主人公のように
罪の意識でトチ狂ってしまうこともあるでしょう。

もし仮に一生捕まらなかったとしても
きっと心の中は穏やかではありません。
これで果たして「幸せ」と言えるでしょうか。

何が言いたいかというと、
自分自身の行動の善悪というのは結果がどうあれ、
自分が一番よくわかっているということです。

ということは、いくらお金を稼げても
そのプロセスがどうか?あるいはどのような目的の為に果たされたものなのか?
を抜きにして、承認欲求を満たすことは難しいということです。


とは言え、勘違いしてほしくないのは、
お金を稼ぐこと=悪、と言いたいわけではないことです。

お金は大切なものです。

衣食住や納税、家族への奉仕、
あるいは温泉旅行に出かけるのでも
先立つものはお金です。

だから、お金を欲することは
否定されるべきではありません。

お金だけでなく地位や名誉も同じです。

それ自体が目的というよりも、
より高次な目的を果たす為の「手段」として
目指すのではあればむしろ望ましいことでしょう。

いずれにせよ、
エゴイズム(利己的)剥き出しの行動は、
自分の為にもならないんじゃないか。

そういうことを
ちょくちょく考えます。


こちらの記事に、そうしたことを心理学的に解説した
素晴らしい解説がありますので、よかったらどうぞ。

ちょっと長いですが、
ぜひ最後までご覧になることをおすすめします。

「解明! 運がない人は、なぜ運がないのか」
http://president.jp/articles/-/8829



それではまた。



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