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タイトル :『ガチョウと黄金の卵』
配信日時 :2012/01/17(火) 23:30
配信数 :452

本文:

こんにちは。中田です。

いつもありがとうございます。



『ガチョウと黄金の卵』



農夫が飼っているダチョウがある日、

金の卵を毎日産むようになり、農夫は金持ちになります。



しかし、農夫は、今すぐもっとたくさんの

金の卵が欲しいという欲にかられます。

そして、ついにダチョウを殺して腹の中を開けてしまいます。



しかし、腹の中に金の卵はなく、

金の卵を産むダチョウまで失ってしまいます。





このイソップ寓話には、

多くのことが学べます。



ビジネス風に例えると、この農夫は、

利益を生み出す根源(金の卵を産むダチョウ)を成長させることより

もっと楽に今すぐ手に入る目先の利益(金の卵)を選択した。



そして、収入源を全て失うわけです。

ヒトは誰しもショートカットが好きなので、

これに似た状況に陥ったことがある人も少なくないでしょう。



もちろん、(金の卵を産むダチョウ)を成長させることばかりに集中し、

(金の卵)の収穫を忘れてしまっては本末転倒です。



(金の卵)と(金の卵を産むダチョウ)の

両方のバランスが大切。そういう教えになります。



これは日常の生活や人間関係など

広範囲にわたって例えたりできます。



例えば、手っ取り早く儲かる系のノウハウ。

こういうノウハウが好きな人も多いと思います。



しかし、その正体は、

『頭を使わない、鍛錬もしない、言われたことをそのままやるだけ』

といった思考を停止させるような要素が多分に含まれています。



つまり、金の卵を産むダチョウ(コンテンツを作る側の人)が

誕生することもないし、成長もしないということです。



にも関わらず、そういうノウハウに

全力で身も心も捧げる人の多いこと。



何も考えないでノウハウだけ実践しても、

良いコンテンツなんて生まれません。



誰の気もひかないし、

しょうもないもんしか生まれないわけです。



稲刈りで例えるなら

種をまかずに、稲を刈ろうとするのと同義。



作品のクオリティは、

作る人間によって決まるのです。



あなたのダチョウは

イキイキしていますか?





それでは、またメールします。





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